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インビザラインブログ
インビザラインは目立つと言われる5つの理由
目立たないことで有名なマウスピース矯正のインビザライン。その利用者は年々、増加しており、皆さんも周りにもインビザラインで歯並びをきれいにしたという方がいらっしゃることでしょう。
けれどもSNSなどでは「インビザラインは目立つ」という書き込みを目にすることもあります。ワイヤー矯正と比較すると明らかに目立たない装置なのに、どうしてインビザラインは目立つと言われるのか。今回はその理由について、東船橋のスマイルデンタルクリニックがわかりやすく解説をします。
実際、インビザラインは目立つ?目立たない?
結論からいうと、インビザラインは目立たない矯正装置です。なぜならインビザラインのマウスピース(アライナー)は、透明な樹脂で作られているからです。しかも、他のマウスピース矯正とは異なり、歯の部分だけを覆う設計となっていることから、一見すると何もつけていないように見えます。
金属製のブラケットとワイヤーを歯の表面に固定するワイヤー矯正と比較した場合、その差は一目瞭然でしょう。それにも関わらず「インビザラインは目立つ」という声を耳にすることがあるのはなぜか。その答えは、インビザライン矯正中に使用する補助パーツや装置の変化、口腔環境の変化などにあります。
インビザラインは目立つと言われる5つの理由
インビザラインは目立つという意見・感想は、必ずしも間違いではありません。インビザラインの矯正期間中には、さまざまな補助パーツを使用したり、お口の中に変化が現れたりするからです。具体的には、次に挙げる5つの理由からインビザラインは目立つと言われることがあります。
【理由1】アタッチメントで陰影ができる
インビザライン矯正では、アタッチメントと呼ばれる補助パーツを使用することがあります。アタッチメントはレジンという素材で作られた小さな突起で、白色を呈していますが天然歯とまったく同じ色というわけではありません。
また、形もさまざまなで、その凹凸から歯面に陰影ができるため、見た目にやや違和感が生じます。もちろん、そうしたアタッチメントによる陰影は、近くでよく観察しなければわかりませんが、人によっては「インビザラインは目立つ」と感じる原因になり得ます。
【理由2】アタッチメントの着色や周囲の汚れ
アタッチメントは、レジンで作られているので着色しやすいです。また、表面がやや粗造で複雑な形をしていることから、周囲に汚れがつきやすい点にも注意しなければなりません。普段からコーヒーや紅茶、赤ワインなどを飲んでいるとアタッチメントが黄ばみますし、食後のケアをしっかり行わないと汚れが堆積してしまうのです。これは口元の審美性を低下させる原因になりやすいです。
【理由3】マウスピースの変色・着色
インビザライン矯正では、食べ物や飲み物を口にする際に装置を取り外すため、マウスピースが変色・着色することは少ないです。けれども、マウスピースをつけたままコーヒーや紅茶を飲んだり、食後の口腔ケアと装置のケアを怠ったりすると、マウスピースが黄ばんでしまいます。その状態が慢性化している場合は「インビザラインは目立つ」と感じるかもしれません。
ただ、多くの患者さんは食事や歯磨きのルールを守っているので、マウスピースが変色・着色することはほとんどありません。そもそもインビザラインのマウスピースは1~2週間に1回の頻度で新しいものに交換することから、黄ばんだものを長く使い続けて、見た目の悪さに悩まされるということもまずありません。
【理由4】抜歯後の隙間
歯をきれいに並べるためのスペースが不足している場合は、便宜抜歯が必要となります。一般的には小臼歯を上下左右で4本程度抜くため、抜歯からしばらくは歯列内に大きな隙間が生じます。しかも、抜歯直後はまだマウスピースを装着できないことから、歯が無い部分がとても目立ちます。マウスピースの装着を開始した後も、抜歯による隙間が埋まるまでは口元に不自然な印象を受けます。これもインビザラインは目立つと言われる原因といえるでしょう。
【理由5】ゴムかけ
インビザラインでも一般的な矯正治療と同様に、ゴムかけを行うことがあります。ゴムと言ってもいわゆる輪ゴムのような茶色ではなく、目立たない色をしているのですが、歯と歯の間や上下の歯列の間に引っ掛けるとどうしても目立ってしまいます。とはいえ、ゴムかけは必要に応じて行うものなので、目立つのも一時期に限定されますので、過剰に心配する必要はありません。
インビザライン治療後のリテーナーは目立つ?
ここまではインビザラインが目立つ治療期間中の原因について解説してきましたが、治療後も同じような症状に悩まされる可能性があるのか、心配な方もいらっしゃることでしょう。具体的には、治療後の後戻りを防止するために装着する「リテーナー」が目立つかどうかです。
リテーナーは目立たない
保定装置であるリテーナーにはいくつかの種類があり、それぞれで見た目も構造も異なります。例えば、歯に固定するタイプのリテーナーは、レジンとワイヤーで構成されていますが、歯列の裏側に設置するため外からは見えません。同じく、レジンとワイヤーで構成されるリテーナーで患者さんが自由に着脱できるタイプは、装着時にやや目立つものの、基本的には就寝時に装着し、外出する際には取り外すため、周囲の人が目にすることはまずありません。
インビザラインのアライナーと似ているマウスピースタイプのリテーナーは、透明な樹脂で作られており、一見すると何もつけていないように見えます。このように、リテーナーというのは装置の構造や見た目だけでなく、使用するタイミングも含めて目立ちにくくなっているのです。
まとめ
今回は、インビザラインは目立つと言われる5つの理由について、東船橋のスマイルデンタルクリニックが解説しました。インビザラインは基本的に目立たない装置で、治療のルールを守っていれば、審美面で悩まされることはほとんどありません。本文でも述べたように、アタッチメントやゴムが目立つと感じることもありますが、その程度は極めて軽いです。ワイヤー矯正を比較した場合は、ほぼすべての人が「インビザラインは目立たない」と答えることでしょう。
そんなインビザラインの審美面に不安や疑問がある方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。実物をお見せしながらインビザラインについてご説明します。